2024年9月、兵庫県尼崎市のマンションエレベーターピットの止水工事をご紹介します。
■施工日数 のべ2日間
■施工数量 土間打継部、約10.0m
■漏水原因 土間入隅から湧水
■現 況 エレベーターピット内に200mmの滞留水あり
■施工手順 滞留水を水中ポンプで排水後、エレベーター支柱のモルタルを撤去し躯体を露出
■備 考 壁土間の入隅部全箇所に150mmピッチで止水材注入、併せて背面防水材を塗布
■使用材料 止水材:ハイドログラウトA(シーカージャパン株式会社)
背面防水材:セレガードDS(株式会社レゾナック建材・旧昭和電工株式会社)
《現状1》ピット内に滞留水
《現状2》高さ20cmほどまで滞留
《滞留水排水1》水中ポンプを使って排水
《滞留水排水2》ポンプで排水できない部分はスポンジ等で拭き取る
《排水後状況》
《モルタル撤去》躯体が出るまで支柱廻りの防水モルタルを撤去
《穿孔・注入用パッカー取付け後》
《止水材注入》ハイドログラウトAを注入
《注入後状況1》入隅部からの水と反応
《注入後状況2》支柱廻りも漏水があるため注入
《清掃》パッカーに止水材が残っているため撤去せずに残す
《背面防水材塗布》土間全体と内壁立上り300mmの壁に塗布
《完了》